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タレント発掘・育成プログラム

参加したアスリート・参加者の声
~NTID通過者No.2~

7人制ラグビー 藪内あゆみインタビュー

2014年にナショナルタレント発掘・育成プログラム(NTID)に参加し、7人制ラグビーに合格した藪内あゆみさん。
彼女にNTID参加後の変化と現在について話しを聞きました。

なぜNTIDに挑戦したのですか?

藪内:高校生の時に、一番大事な時期に前十字靭帯を怪我してしまって、大学に行くときに方向性とかがもう良く解らなくなっていて…。結局、納得いくような道が見つからず、福岡県のタレント発掘事業の高木先生に相談したら、「NTIDを受けてみたらどうか?」ということを言われたので挑戦してみました。

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実際に挑戦されてどうでしたか?何か心境の変化などはありましたか?

藪内:(NTIDは)オリンピックを目指す人たちが集まっているから、すごく運動能力が高い人の集まりで。
でも、自分もそれなりに自信をもって受けに来たことだからと実際に自分も動いてみたら、「いや、意外にいけるんじゃないかな」とか「また身体作りすれば、他の人よりは多少動けるような身体を作れるんじゃないか」と思いました。
怪我で自信を失っていたんですが、ラグビー協会の人が評価してくれて、「自分はまだできるんだ」と自信が持てたので、今後オリンピックに向けて頑張ろうという意識がちょっと高まりました。

NTIDを通過してから今までにどのようなことをしてきましたか?

藪内:高校時代では怪我に悩まされた3年間だったから、(バスケからの転向で、)ラグビーするとなって、(ラグビーは)コンタクトがやっぱり激しいスポーツなので、当たり負けしない身体づくりというのを一番重点的に意識してやりました。
(自分は)ステップを一番強みとしているんですが、やっぱりウェイト(トレーニング)をしていくと体重が増えていくので、体重を増やしていっても、ステップの切れが鈍らないようにというのが一番意識してやってきたことです。

現在に至るまで様々な取り組みをされたことで、さらなる変化はありましたか?それはどのような変化ですか?

藪内:(通過後は)学生日本代表に選ばれたりしてきたんですが、今まで能力任せでやってきたこともあって、 自分が納得いくような結果を残すことができなくて、その能力を活かせるか活かせないかというのは、能力プラスそのストレングスだったり、戦術、技術、この3つを身につけることで初めて発揮できるということに最近気付けたので、この3つに今後重点的に何かしていけたらいいかなと思いました。 今自分が所属しているところは、世界一を目指すチームで今回のリオオリンピックで10人中8人が自分の所属しているチームから出ているんですけれど、毎日刺激があって、ひとつひとつの練習に対してどういう考えを持ってやっているかとか、先輩たちの後姿を見てて自分もその同じオリンピックを目指す人間として、ずっと努力は怠れないなというのは思いました。

現在の目標は何ですか?

藪内:(大きな大会と国体の)2つの大会でオリンピック選手がたくさん所属しているチームのメンバーとして選ばれて出続けることが自分の今の目標で、最終的に東京オリンピックが出ることが最終目標ですね。 高校までは全国で優勝するとか国体に選ばれてそこで優勝するとか、日本での一番だったのが、(今は)オリンピックでも活躍できるんだという心境に変わりました。 バスケをしている時よりは、やっぱり近いものになったと感じます。

あなたにとってNTIDとは何ですか?

藪内:私にとってNTIDとは夢への挑戦状だと思っています。 怪我をしたことで夢を失うというよりも、自分の努力次第では夢を叶えることができると実感しました。 オリンピックに行くためのチャンスは貰うことができているので、そのチャンスを勝ち取っていけたらと思います。 本当にNTIDを受けてよかったです。

藪内 あゆみ 選手

藪内選手は、福岡県タレント発掘事業を修了し、中学、高校はバスケットボールに取組んでいました。彼女は、2014年にNTID合同トライアルに参加し、7人制ラグビーに有望者として認められました。現在は、日本代表アスリートを多く輩出しているARUKAS KUMAGAYAに所属し、日々トレーニングを積んでいます。

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