スポーツ科学

スポーツ科学

スポーツ科学への想い スポーツ科学を活用して、ハイパフォーマンスアスリートへ…
JSCが目指していること
日本スポーツ振興センターの「アスリートパスウェイの戦略的支援」事業では、教育啓蒙(アウトリーチ)活動の一環として、スポーツに関わる地域の子どもからハイパフォーマンスアスリートに至るまでスポーツ科学の最新の研究成果に触れ合う機会を提供しています。今後、私たちはこのウェブサイトを通じて、みなさんがスポーツ科学に関する世界基準の知識とスキル(能力)を身につけられることを目指します。

※ハイパフォーマンス・アスリート:スポーツにおける国際ステージでのパフォーマンスの卓越性(エクセレンス)を目指す者

スポーツ科学とはどんなものか?

1スポーツ科学とは?

一般的にスポーツ科学とは、アスリートのパフォーマンス(競技力)を科学的に向上させることと関連しています。スポーツ科学の分野として、ストレングス&コンディショニング(例:スピードを高めるためのトレーニング方法など)、栄養学(例:成長期における体づくりのための食べ方など)、生理学(例:高強度トレーニングによる心臓や肺の適応など)、バイオメカニクス(例:スキージャンプに最適な膝の角度など)、パフォーマンス分析(例:サッカーにおける試合の分析など)、心理学(例:大会前のメンタル面での準備など)など多岐に渡ります。スポーツ科学は、オリンピック・パラリンピック選手から健康志向の強い人々まで幅広い分野でその重要性が認められています。

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スポーツ科学をどう活用するか?

2スポーツ科学の活用

勝敗を分ける差はわずかなものです。オリンピックなどの結果を分析すると、0.3%パフォーマンスが向上することで、メダルを獲得できるかできないかのわずかな差を生み出せることが分かっています。
独立行政法人日本スポーツ振興センターの国立スポーツ科学センター(JISS)やスポーツ庁委託事業のハイパフォーマンスサポート事業は、スポーツ科学研究、スポーツ医学などの分野などの質の高い研究成果を活用することによって、日本代表選手「チームジャパン」を支援しています。
またスポーツ科学は、将来性の豊かなスポーツタレントを見出すタレント発掘・育成プログラムにも積極的に活用されています。例えば、足のパワーのある自転車選手、手足の長いボート選手などの有能な選手を見出すために、コーチの目だけでなく、スポーツ科学者がその能力を数値化することで、適性をより正確に見極められる可能性が高まります。
さらには、先進的なスポーツ科学の研究により、パフォーマンスを向上するための新たな方法もでてきています。最近の研究で標高2,300mという特殊環境での高地トレーニング、睡眠や食事を含めた疲労回復(リカバリー)手段、そしてメンタルタフネスなどがパフォーマンスの向上に影響を及ぼしていることが分かってきています。

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スポーツ科学教育とは?

4スポーツ科学教育について

ハイパフォーマンスアスリートは、最新かつ最前線のスポーツ科学に関する情報を得ることでライバルに差をつけることができる可能性があります。例えば、持久性の能力を高めるために効果的なトレーニングプログラムをどのように計画するのか?得点するためにどのようにシュートを放つのか?筋肉を増やすためにどのような食事を心がけるべきか?週末の試合を終え、次の試合に向けてどう疲労回復するか?などです。
私たちのスポーツ科学教育プログラムは、アスリートのみを対象としているわけではありません。アスリートたちの人生に大きく関わるコーチ、学校の先生、そして家族などともこうした情報を共有したいと思っています。アスリートの人生を支えるネットワークを共に形成していきましょう。このネットワークに関わる人々は、アスリートが競技に専念できる理想的な環境をどう作り出すことができるか、指導者もどのようにスポーツ科学を活用してトレーニングの質を高めることができるのか、さらには他の国ではアスリートのパフォーマンス向上のために何をしているのか、を学ぶことができます。